『私たちの青い夏』は Amazon Prime Video で独占配信されている、アメリカのドラマです。原作は『The Summer I Turned Pretty』という小説で、三部作で構成されています。
タイトルからイメージがつく通り、10代の男女が繰り広げる恋愛・青春が描かれており、観ていて思わず「甘酸っぱい!」と言ってしまうことでしょう。
この記事では、そんな『私たちの青い夏』について、登場人物の相関図などから作品の魅力を徹底解説します。
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私たちの青い夏のあらすじと相関図や主な登場人物
- あらすじと相関図
- ベリーは男たらし?
- ベリーと兄弟の関係性
- ミステリアスなコンラッド
- 登場人物の年齢設定
あらすじと相関図
はじめに『私たちの青い夏』のあらすじをおさえておきます。
もうすぐ16歳になるベリー・コンクリンは、家族とフィッシャー家とともに夏を過ごすため、世界で一番大好きな場所、カズンズ・ビーチへと向かう。この1年ですっかり大人っぽくなったベリーは、今年は今までと違う夏になると感じている。
Amazon Prime Video公式サイト/私たちの青い夏より引用
主人公である少女ベリーは、毎年夏になると兄のスティーヴンと母のローレルと一緒に、家族ぐるみで付き合いのあるフィッシャー家が待つ、カズンズ・ビーチという場所で過ごすのが恒例となっています。フィッシャー家は母のスザンナ、長男のコンラッドと次男のジェレマイアがいて、ベリーは両家の子ども達の中で唯一の女の子です。小さい頃は髪型はおさげで眼鏡をかけていたりとあまりパッとしない印象だったベリーですが、年頃になり髪をストレートに下ろしたりコンタクトに変えるなど、外見が大きく変わり大人っぽくなりました。デビュタントと呼ばれる舞踏会など、大人の世界へ足を踏み入れる様々な出来事を通して、ベリーとその周囲は悩み葛藤し、時にはぶつかり合いながらも成長していく・・・というストーリーです。
本作でメインとなるのはコンクリン家とフィッシャー家ですが、彼等の周囲を取り巻く登場人物も多く、関係性も複雑です。そこで、各登場人物の名前と関係性を並べるとともに、相関図としてまとめてみました。
- ベリー・コンクリン(主人公)
- スティーヴン・コンクリン(ベリーの兄)
- ローレル・コンクリン(ベリーの母)
- ジョン・コンクリン(ベリーの父 ※ローレルとは既に離婚)
- スザンナ・フィッシャー(コンラッドとジェレマイアの母)
- コンラッド・フィッシャー(ベリーの幼馴染)
- ジェレマイア・フィッシャー(ベリーの幼馴染)
- アダム・フィッシャー(コンラッドとジェレマイアの父だが浮気が原因で疎遠気味)
- テイラー(ベリーの親友)
- キャム(ベリーに一目惚れした少年)
- シェイラ(スティーヴンが一目惚れした少女)
- ニコール(コンラッドのことが好きな少女)
- ジジ(ジェレマイアのことが好きな少女)
なお、2024年11月現在で『私たちの青い夏』はシーズン1と2が配信されています。シーズン1は全7話、シーズン2は全8話で構成されており、1話あたりは1時間弱のためストーリー展開は早いと言えるでしょう。
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主人公ベリーは男たらし?
本作の主人公ベリーは、明るく素直で友達を大切にする、性格の良い女の子です。コンラッドやジェレマイアに子ども扱いされて腹を立てるなど、まだまだ年相応という面が多く垣間見えますが、ストーリーが進むにつれ着実に成長していきます。
そんなベリーですが、実は男たらしではないかと一部の視聴者から思われているようです。
コンラッドとジェレマイアは、大人っぽくなった彼女を意識している描写がたびたびあります。コンラッドはあまり表に出しませんがベリーを気にかけていますし、ジェレマイアはおめかししたベリーを真正面から褒めるなど、接し方は違えど2人ともアプローチをかけています。また、カズンズ島の地元民であるキャムに惚れられてデートに誘われていますし、兄のスティーヴンは過保護気味でベリーに寄ってくる男に目を光らせています。
イケメン男性陣に好意を持たれていて、彼等と楽しく過ごすベリーの姿を見ていると、男たらしと思われても仕方ないのかもしれません。誰かが1歩リードしたと思ったら、また別の誰かが距離を縮めようとするなど、ストーリーが進むにつれてベリーを巡る攻防は加速していきます。
果たして最後に結ばれるのは誰なのかが、本作の見どころの1つと言えるでしょう。
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ベリーと兄弟の関係性
本作におけるベリーとコンラッド・ジェレマイアの関係性は、一言で語れるものではありません。お互いの母親同士は親友で、幼少期から夏の時期は毎年一緒に過ごしていました。いわば幼馴染であり、家族ぐるみで親睦を深めてきたわけです。
ベリーは10歳の頃からコンラッドを好きで、彼に振り向いてもらいたいと常々願っていたのですが、妹のようにしか見てくれませんでした。1話の時点で16歳を間近に控え大人っぽくなった彼女に対して、コンラッドも思うところはあるようですが、どこか煮え切らない感じです。ジェレマイアは気が利き、ベリーが困っている時は迷わず助けてくれますが、それが異性に対する愛情によるものなのか明確ではありません。しかしキャムが彼女と仲良くしているのを見て複雑そうな表情をしているなど、見逃せないシーンもあります。
家族のように一緒に育ってきたので心の距離はとても近く、けれど家族ではない異性で、お互い年頃を迎えている状態です。まさに友達以上恋人未満の関係で、絶妙なバランスの上に成り立っています。3人の中の誰かが僅かでも動けば、どうなるか分からない危うさを抱えています。単純な三角関係とは少し違う、傍から見ていてハラハラする関係も、本作の特徴の1つです。
ミステリアスなコンラッド
メインキャラクターの1人であるコンラッドは、ミステリアスな雰囲気を纏っています。そのミステリアスさに魅力を感じている視聴者も多いようです。
自分の真意を見せず、どこか影を感じさせる部分があり、飲酒や喧嘩など荒れているところも散見されます。ベリーに冷たい態度を取ったかと思えば、ちゃんと彼女の誕生日プレゼントを用意していたり、他の男性といい感じなところを見ると嫌そうな顔をするなど、態度と行動が一致しません。
また、何か悩みを抱えているような描写があるものの、誰にも打ち明けようとしないところも、非常に気になるところです。彼に一体何があって、周囲に何を隠しているのかが、本作のキーポイントでもあります。
各登場人物の年齢設定
『私たちの青い夏』では、ベリーが16歳であるということ以外、明確に年齢が示されている登場人物がいません。そのため、年齢設定は視聴者の推測に依るところがあります。しかしベリーの年齢などから考えると、スティーヴンやジェレマイアは17歳、コンラッドは18歳と考えられます。テイラーやシェイラ、ニコールなども16~18歳くらいと、年齢はほとんど変わらないでしょう。最も多感な時期といえる年齢に設定しているからこそ、彼等のやり取りに甘酸っぱさやほろ苦さを感じるのです。
ちなみに、ベリーを演じているローラ・タンは22024年11月時点で22歳、コンラッドを演じているクリストファー・ブライニーは24歳、ジェレマイアを演じているギャビン・カサレーニョは22歳です。
※いずれも2024年11月時点での年齢。
10代ではないものの役者としては新人気鋭なので、初々しさや純朴な面が見えるところが、本作のキャラクターとマッチしていてより良い味を出していると言えるでしょう。
私たちの青い夏のネタバレを相関図を交えて解説
- シーズン1とシーズン2で相関図に変化あり
- コンラッドとジェレマイアの関係性
- スザンナの病気
- シーズン3の配信開始はいつから?
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シーズン1とシーズン2で相関図に変化あり
『私たちの青い夏』では、シーズン1~シーズン2における相関図に、様々な変化があります。
シーズン1でベリーは、コンラッドとジェレマイアの間で揺れ動きます。そこにキャム・ニコール・ジジと、ベリー達に好意を抱くキャラクターが関わってきて、恋愛模様は混戦を極めます。しかしシーズン2では、キャム・ニコール・ジジは退場しており、ベリーがコンラッドとジェレマイアのどちらを選ぶのかという三角関係のみが描かれています。
また、ベリーの兄であるスティーヴンは、テイラーといい感じになりそうではあるものの、シェイラという別の女性に惹かれています。しかしシーズン2では、スティーヴンとテイラーがぶつかりながらもお互いを想い合っていく形となっています。
ほかにもジュリアやスカイといったシーズン2で初登場するキャラクターもいて、シーズン1とは相関図が大きく変わっていきます。シーズン2はシーズン1から1年後の世界となっており、その間に何があったのかも徐々に明かされていくので、1話たりとも見逃せません。
コンラッドとジェレマイアの関係性
フィッシャー家の子ども達であるコンラッドとジェレマイアは、シーズン1の開始時点では、仲の良い兄弟です。性格は大きく違いますが、母親とは良好な関係で、お互いがお互いを尊重しています。しかし幼馴染であり妹のような存在だったベリーが、彼等の関係性に徐々に変化をもたらします。シーズン2では仲違いし溝ができてしまった2人がどうなるのか気になるところです。
不器用で言葉足らずながらも何だかんだ優しいコンラッドと、飄々としており気遣いに長けるけれど実は繊細な面もあるジェレマイアという、異なる魅力を持つ2人の兄弟にメロメロな視聴者も多く、本作の人気の要因と言えるでしょう。
スザンナの病気
本作はティーン世代の恋愛や青春に注目が集まりがちですが、その一方でシリアスな話題も扱われています。その1つがコンラッドとジェレマイアの母親であるスザンナの病気です。シーズン1の後半で、スザンナがガンを再発しており、治験センターでの治療を拒否していることが明らかになります。余命も長くない状態ですが、その事実を知っているのは親友のローレルだけです。シーズン11話の概要ではこのような記載がされていますが、
この1年ですっかり大人っぽくなったベリーは、今年は今までと違う夏になると感じている。
Amazon Prime Video公式サイト/私たちの青い夏より引用
スザンナとローレルにとっても、今年は今までと違う夏(生きているうちに一緒に過ごせる最後の夏)という意味があるのです。人間の死という重いテーマを、どんなに背伸びしていてもまだ10代の子どもであるベリー達がどう向き合っていくのかも、見逃せないところです。
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シーズン3の配信開始はいつから?
『私たちの青い夏』は、2024年11月現在、シーズン1と2が日本で配信されています。シーズン2の最終話で、ベリー達の三角関係にも決着がついています。しかし2024年5月14日に開催されたAmazonの発表会で、本作はシーズン3の撮影が既に開始しており、全11話となることが発表されました。つまり彼等の関係性は、また変化する可能性が十分にあるということですね。
そんなシーズン3の配信開始がいつからなのか気になるところですが、予定としては2025年夏ごろとなっています。Amazon Prime Videoの公式Xでも、ベリー役のローラ・タンをはじめとする主要キャスト陣がビーチでバレーをしている動画とともに、「2025年に会おう!」というコメントが出ています。
今度はどんな出来事が彼等を待っているのか、今から期待が高まるばかりです。
私たちの青い夏の結末は?相関図はどうなる?
- 原作は完結している?
- 私たちの青い夏の相関図を通しての徹底解説を総括
原作は完結している?
『私たちの青い夏』の原作である小説は、2009年に発刊されたもので、既に完結しています。熱烈なドラマファンからすれば、どのような結末を迎えるのか早く知りたいでしょう。そのため、我慢できない方は小説を読むのもアリです。
しかし、小説とドラマでは異なる設定があるなど、完全には一致していないので結末が同じとなるかは分かりません。また、小説は日本語訳のものがなく、英語が分からないと読めません。歯がゆいかもしれませんが、シーズン3の配信を待ちましょう。
私たちの青い夏の相関図を通しての徹底解説を総括
記事のポイントをまとめます。
- 『私たちの青い夏』は10代の男女が繰り広げる恋愛・青春が描かれているアメリカのドラマ
- 2024年11月現在でシーズン2までAmazon Prime Videoで配信されている
- シーズン1は全7話、シーズン2は全8話
- シーズン2はシーズン1の1年後の世界となっている
- シーズン3は2025年夏ごろに配信予定で全11話となる予定
- 原作は2009年に発刊された『The Summer I Turned Pretty』という三部作で構成された小説
- もうすぐ16歳を迎える少女ベリー・コンクリンが主人公
- 毎年夏にフィッシャー家の待つカズンズ・ビーチへ家族揃って向かうところから始まる
- コンクリン家はベリーと兄のスティーヴンと母のローレルの3人家族
- フィッシャー家は母のスザンナと長男のコンラッドと次男のジェレマイアの3人家族(父であるアダムは浮気が原因で疎遠気味)
- ベリー以外の登場人物の年齢は明示されていないが大人以外はいずれも16~18歳くらい
- メインキャラクターをはじめとする多様な人間模様があり複雑な相関図になっている
- ベリーはコンラッドとジェレマイアなど複数人から好意を持たれており、男たらしなところがあると一部の視聴者から思われている
- ベリーとコンラッドとジェレマイアは幼馴染であり家族のように一緒に育ってきた友達以上恋人未満の関係
- コンラッドはミステリアスで、どこか影があり真意が見えないところに魅力を感じる視聴者も多い
- コンラッドとジェレマイアは仲の良い兄弟だがベリーを巡って仲違いしてしまう
- シリアスな話題も取り扱われており、その1つであるスザンナの病気(がんの再発)は重いテーマである
- 原作である小説は既に完結しているが、ドラマと異なる設定もあり同じ結末となるかは不明
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